
お疲れ様です。つなかんです。
在宅勤務が解除され昨日、今日と出勤し疲労感がとんでもないです。
昨日トラブルで炎天下の元、3時間ちょっと船荷役の立ち合いという罰を受けていたからでしょうか。
幸い、明日、明後日は在宅勤務なので少し多めに寝られます。ツイッターのタイムラインもしっかり追えます。
やはり在宅は通勤・退勤時間がないの分、可処分時間が圧倒的に増えるのでいいですね。
しかし、今の日本の会社文化では在宅推進は難しいのかなと思いました。
会社にいないと仕事していないみたいな風潮あるよね?
残業する人が偉い的な。
現業部門は仕方ないですが事務職・間接部門は在宅推奨のほうがオフィスの必要面積も減らせて家賃の安いところに引っ越せるし固定費をめっちゃ削減できると思うんだけどな。
出勤を減らせば定期代の支給も減らせるし。
ただそうなると都心の不動産価格が下落するから持ってるリートも被害を受けるんだよな。
誰かの支出は誰かの収入でキャッシュフローが破綻しない限りみんなでお金を使うことが好景気への道なんだなとしみじみと考えました。
そんなに単純な話ではない。
前置きが長くなりましたが今日ブルームバーグを読んで思った人種差別の話です。
人種差別の問題は根深い
アメリカで黒人のジョージ・フロイドさんが警官に押さえ付けられて死亡した事件でミネアポリスを発端に暴動のようなデモが各地で起こっています。
日本でも大阪で1,000人程度のデモがあったみたいですね。
デモに乗っかった略奪など北斗の拳のような世紀末の様相を呈しています。
ジェフ・ベゾスさんが「BLACK LIVES MATTER!(黒人の命は大事)」運動に賛同した後に、人種差別的なメールを受け取ったことを明らかにしたそうです。
アマゾンのベゾス氏にヘイトメール、「黒人の命は大切」への支持表明後
ブルームバーグより
人種差別というセンシティブなテーマに対して声を上げることは素晴らしいと思います。
今の状況では黒人の命は大事と声を上げることは大切かと思いますが、冷静に考えるとそれはおかしいことではと感じます。
黒人の命は大切だが白人や黄色人種の命も大切じゃね?と。
コロナウイルス初期にアジア人が侮蔑的にみられていたこと忘れてねえからな。
そもそも「〇〇を大切に」という言葉自体が〇〇への無意識の差別なんだよなあ。
その言葉で〇〇の立ち位置は少しは改善するかもしれませんがそんな言葉があるうちは差別は解消しません。
ジェフ・ベゾスさんを非難しているわけではありませんよ。
解決は難しい
世界の統治は主に人種によって分けられた国という制度で運営されているので人種の問題はつきまといます。
そもそも単一民族国家の日本でもいじめが横行していたり、歴史的には穢多・非人といった差別もありました。
先人の努力もあり表面的には解決しているようにも思われますが、人間は弱い生き物なので人より優位に立とうとしてマウントを取ろうとします。この問題に終わりはないでしょう。
誰かの上に立ちたいという承認欲求的な性格がある以上、みんな等しくというのは理想論にすぎないです。
ただ、人類全員が身に着けるべき考えはあると思っています。
人格とその人を構成する要素は切り離して考える・多様性を認めるというものです。
例えばディベートや議論なんかで対立する意見を持った人同士でも議論が終われば、その対立した意見は別としてお互いの人格を尊重するという考え方です。
フィンランドの小学5年生が作った議論のルールの10番に通じるものがあると思います。
1. 他人の発言をさえぎらない
2. 話すときは、だらだらとしゃべらない
3. 話すときに、怒ったり泣いたりしない
4. わからないことがあったら、すぐに質問する
5. 話を聞くときは、話している人の目を見る
6. 話を聞くときは、他のことをしない
7. 最後まで、きちんと話を聞く
8. 議論が台無しになるようなことを言わない
9. どのような意見であっても、間違いと決めつけない
10. 議論が終わったら、議論の内容の話はしない
フィンランドの5年生が作った議論のルール
我々は考え方が違えば相手の人間性も自分とは合わない/劣っていると考えてしまいがちですが、相手の意見・考え方と人間性は別として考えるようにすればいいということです。
これは考え方に限らず人種にも当てはめることができると思います。
白人/黒人/黄色だからという属性ではなく、その中身としての人間性で評価したいものです。
相手の人間性が評価できなければ貶めることなく距離をとればいい。それだけだと思います。
〇〇は劣っていると考えるのは構わないけどそれで他者を抑圧したりすることは問題ということですね。
つまり多様性を認めるということが一番大事なんだよな
まあこれも理想論なんですけどね。
最後に
27歳日本生まれ日本育ちがネットの世界だけをみて垂れ流している戯言です。
実際の人種差別問題の根深さや闇は分かりません。
世界はこんなに単純ではないし何世代にも亘って作られた意識は無意識化して社会通念の根底に刷り込まれるので軌道修正していくことは容易い問題ではないと思いますが、ピースフルな世界になってくれればと思っています。
関係ありませんが昔、フランスに旅行に行ったときこちらが絶対フランス語を分からないだろうなと察していても英語ではなくフランス語で話してくる人がほとんどだったことを思い出しました。
自然は人間に一枚の舌と二つの耳を与えた。
だから人は話すことの二倍だけ聞かねばならない
ゼノン 古代ギリシアの哲学者
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